2種類の竹繊維
一般的な竹布は、化学的な工程で作られる合成繊維のレーヨンであることがほとんどです。竹レーヨンは、原料である竹を溶剤に溶かし、化学物質と反応させて糸にした再生繊維です。
一般的にはビスコース法で製造されますが、溶剤として二硫化炭素を使用しています。原料に竹を使ってはいるものの、生産過程で有害な化学物質を使うため、環境にやさしいとはいえないと言われています。バンブーレーヨンは、以前は環境に優しい繊維として宣伝されていましたが、現在は連邦取引委員会(FTC)によって厳しく規制されています。
ラベル表示方法が異なります
バンブーリネン
ラベル表示例 :
コットン 75%
植物繊維 (竹) 25%
バンブーレーヨン
ラベル表示例 :
ポリエステル 50%
レーヨン 50% 原材料 (竹)
天然竹繊維と最高品質のスーピマコットンを混紡した糸
本当に環境に優しいと言われている天然の竹繊維は繊維長が短いため、衣料用の糸にすることが技術的に難しく、長い間市場に出回っていませんでした。
私たちが使用しているバンブーリネンは、この難しい技術を工業化することに成功して生まれたものです。天然の竹を開繊し、繊維のみを取り出したあと、竹繊維と最高品質のスーピマコットンを混紡した糸です。 竹の原料の50%以上を占める天然の開繊糸を工業化することに世界で初めて成功しました (infoBANK社)。世界でも非常に希少な天然の竹繊維をコットンと織って布地にしにすることで、より滑らかな生地になっています。環境に負荷を与えず、竹の効果をそのまま活かすことができます。
※当ショップで使用している生地は、天然竹繊維30%、コットン70%です。